過去３年間で発生した39件の事故を分析したところ、トリミング中のカットミスによる事故が第１位となりました。また、高額な治療費が発生する落下事故は第２位となっています。

• トリミング中にワンちゃんが暴れて耳を切ってしまったり、爪切りの際に深爪を起こしてしまう事故。
  ワンちゃんの治療費は小額でおさまるが、お客様からのクレームになりやすい。
• トリミング中にワンちゃんが暴れて台から落下。骨折して手術となるケースが多いため、治療費が高額になる。
  一瞬の不注意が大きなトラブルになるため、特に気をつけたい。

爪切りのみの依頼で来店。わんちゃんが暴れるので頭部分を飼い主が持ち、肢部分をトリマーが抑えながら爪切り。終了後、わんちゃんが立ち上がれなくなり、大腿骨を骨折したことが判明。5日後に亡くなってしまう。
爪切りだけだったため覚書などの文書を取り交わしておらず、また保険も未加入であった。
飼い主より手術代約50万円を請求され、全額をショップが負担して示談した。

保険金の支払い実績のうち、高額なものを高額請求の順番で並べました。
ワンちゃんが突然暴れ出し、落下・飛び出しの事故に繋がっています。
また、暴れるペットを強く抑え(圧迫し)、怪我をする事故も発生しています。

(支払保険金の限度額が20万円であるため①~4は実際にはもっと大きな金額をショップ様が負担しています)